最近の投稿作品 (14)
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孤毒
A 「守ってあげる」なんて画面に映る誰かが言うけれど
そんなものさしで測らないでよ
どうせ時が経てば居なくなるくせに
不躾(ぶしつけ)な感情が心のドアを叩いた
B 指折り数えた無の日々
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糸探し
A まだ明かりがついた部屋
1人目を閉じる
微かに見えた細腕に未だ見慣れぬ死人花
B 垂れた糸に縋りついて 上へ上へと昇りゆく
いつしか失くしたあの体温を
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【小説版】嘘塗れクラウン
一限の古典。
予想通り当てられた詩だったが彩羽に課題を写させてもらったおかげで事なきを得た。
まあもちろん、授業後に「彩羽ありがとう!大好き!!」と抱きつかれたのは言うまでも無い。
彩羽「(詩は私限定の抱きつき魔か…?)」
心做しか少しゲッソリしている彩羽。
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【小説版】嘘塗れクラウン
結局始業のチャイム2分前に写し終えた詩。
彩羽はやはり呆れの表情だが内心ホッとしている。
彩羽「(だって日付的に今日当てられるのは詩だもの。)」
彩羽はそれを見越して詩にノートを見せたのだ。
詩「ホントに助かった!ありがとね彩羽!!」
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Past【歌詞】
1A 真夏の太陽が照りつける
屋根の上の猫も暑そうだ
他愛ない会話もそこそこに
屋根の上で猫が欠伸した
1B つまらない日々の繰り返し
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ミライ ウバイ
まだ見ぬ私の未来を奪った
君は楽しそうね
私の居場所を奪っておいて
君は知らん顔でのうのうと生きる
悲しみに溺れる私に
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君色ワンダーランド 【歌詞】
君色ワンダーランド 【歌詞】
A 真っ白な世界を何色で彩る?
何も無い空疎な世界を
真っ白な世界を何色で彩る?
誰も居ない孤独な世界を
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夜は嫌い 【歌詞】
A 泣いているのがバレないように声を殺して蹲る
そんな とある夏の夜
B 『遠い明日』を望んで『今』苦しんでる
安らぎを求めて刃に手を伸ばした
S 何者にもなれない 冷めた日々が続いている
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春
A 桃色に染まる通い慣れた通学路
桜の花びらがボクの額に口付けた
B 見慣れた机と椅子 寄せ書きされた黒板
『卒業 おめでとう』の文字が…。
S ここまで歩んできた旅路で 手に入れた思い出の日々を
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【小説版】嘘塗れクラウン
詩「彩羽!おはよう!!」
彩羽「うわ!…って詩!ビックリさせないでよ…。」
午前8時。 登校中に背後から突然衝撃を感じてよろける。
衝撃の正体は小学校時代からの同級生【麻倉 詩(あさくら うた)】。 まさに天真爛漫という言葉がぴったりな少女だ。
そしてそんな詩に呆れを露わにした少女は【神谷 彩羽 (かみや いろは)】。 物静かな性格で本を読んだり音楽を聴くのが趣味。
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小説版 嘘塗れクラウン
【プロローグ】
「彩羽!ごめん、課題見せて!」
「大丈夫だよ!一緒に行こ?」
私達は友達、いや、親友と言えるだろう。でも、
【自分が頭いいとでも思ってるのかな?】
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キミノトナリ 【歌詞】
A 8月の或る日 君を見つけた
君の隣には『誰か』が居たんだ
縮まったハズの 距離感さえ
いつしか再び離れていた
B 夕凪も終わるこの時間とともに
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存在証明
【存在証明】
A ふらふらり 雑踏に呑まれていく
くらくらり 揺れる世界に零れた涙
B 誰に訊いても教えてもらえない
どこに行ってもわからない
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水中歌
A 聞き飽きたテンプレの言葉 ボクは今日も人波に呑まれる
『ほどほど』を覚えた体は対になるように『全力』を拒んだ
B 潮風を背に歌う 波の音とボクの声だけか響いていた
S 潜った海中 静寂に包まれていた
空っぽのココロは水を求めてる 息もできない程に…